Grötris(ミルク粥用のコメ、Lundのcoopで購入)を日本風に普通に炊いてみたらどうなるか
Grötrisは、スウェーデンでミルク粥を作るのに使う米で、見た目が日本の米に近いので、そのまま鍋で炊いてみました。スウェーデンのスーパーでは日本と同じようなコメもSushi riceという名称で売っているのですが、あまり質が良くなく、砕けた米などの日本の基準では不良な米が入っていたりするので避けていたのですが、Grötrisでよいのなら、こっちはきれいなのでいいじゃないかと思って購入。今回、購入したcoopのGrötrisはイタリア産とのこと(そのほかにギリシア産の場合もあるとパッケージには書いてあります)で1kgで価格は18SEKぐらいでした。
さて、炊飯器は持ってきていないので、普通の鍋でご飯を炊くことにします。日本と同じようにコメを研いで炊くだけなのですが、スウェーデン特有の事情(コンロがガスではなくて電気式だとか)があるので、一応、調理法をまとめておきます。
- 米を研ぎます(洗います)。少し水が透明になるまでしっかり洗いましょう。そうしないとぬか臭くなりますので注意。米の計量カップはスウェーデンにはないので、持ってなければ、普通のコップで量を測ってください。私は普通のコップを使ってます(この量を基準に水の量を決めます)
- 水の量は米に対して1:1の割合ぐらい(つまり米を入れるときに使ったコップに水を入れて米と同じ量入れるだけ)でよいと思いますが、米がどのぐらい乾燥しているかあるいは好みによるので、もし炊きあがりがパサパサしてしまう場合は、少し水を増やしてください。
- 吸収させるために、そのまま15-20分ぐらい放置します。
- 中火よりちょっと強めで15分ぐらい加熱します(500gぐらいでやった時の時間です。少ない時は少し短めに、量が多い時はちょっと長めにしてください。)。スウェーデンのコンロはガスではなく電気式(しかもIHではなくヒーター型)が多いので、細かい火力調節が効きません。したがって、日本でやるようなはじめチョロチョロ中パッパみたいな、細かいことはできないので、この辺りは大雑把になってしまいますが、仕方がないですね。
- 火を止めて、コンロから降ろして15分ぐらい待ちましょう。「蒸らし」ってやつですね。スウェーデンのヒーター型の電器コンロはスイッチを切ってもプレートの温度はすぐには下がらないので、鍋を別の場所に移してください。そうしないと加熱を続けたのと同じようになってしまいます。
さて、出来上がりはこちら。まあ、それなりにきちんと炊けてます。味ですが、ほぼ日本の米と同じです。もし、こちらで日本のコメを見つけられない時はお試しあれ。