北欧スウェーデン発 旅と料理とエトセトラ / Travel, Food, etc - Short letters from Sweden

現在住んでいるスウェーデンから海外への旅の話、おもにスウェーデンで食べた料理や食材などついて書くブログ。マーケットやセカントハンドショップで見つけた燭台やちょっとした飾りなどにつても書くかも。A blog writing about foods, and items I found in markets, etc in Sweden where I live. I will also write about trips inside of Sweden and abroad too.

ピューター(Pewter)の面白さ

ピューター(Pewter)は錫の合金で、融点が低く、やわらかいため加工がしやすいためい紀元前1500年ごろのエジプトの墓でみつかるなど、古代エジプトやローマなど古くから金属器に使われてたそうです。現在でも装飾性の高い皿などに使用されています。

ピューターが面白いのは、錫は銀に比べて酸化しにくいため、銀色の輝きを長時間保持できることです。また、年を経るにしたがって、表面の酸化物の増加によりその色がだんだんと落ち着いてくるため、アンティークな雰囲気が増すこともその魅力の一つです。

ピューターは数十年たつと灰色にちかい銀色になります。もちろん磨けば元の銀色にもどりますが、ピューターの欠点は柔らかいので他の金属器に比べて壊れやすいことなので、せっかく数十年大切につかわれて出来上がった落ち着いた灰色を壊すのはもったいないなぁと個人的には思っています。

このブログでは、スウェーデンのピューターのメーカーのマークについての情報をまとめようと思っています。スウェーデンのピューターが面白いのは、年号のマークが必ずつけられていることです。アンティークやレトロなものは、作られた年号が分からないので、それが古いものなのか一見しただけではわからないというところに問題があって、購入するときに迷ってしまいますが、スウェーデンのピューターであれば、年号のマークを見ればいつ作られたかは一目瞭然。皆さんもSVENSKAとかSVENSKTとか書かれているピューターを見つけたら、メーカーのマークと年号マークを確認してみてください。きっと、そのピューターについて想像が膨らんで楽しくなると思いますよ。